研修をイベントで終わらせていませんか?
全国から社員が大集結し、ワークも盛り沢山、その場の満足度は抜群…でも、さて帰社してみると「あれ?現場何も変わってないぞ」という“企業研修あるある”に、心当たりはないでしょうか?
企業研修の後、現場に戻ると「楽しかったけど、さて何をやるのが正解だったんだっけ?」と立ち止まる声をよく耳にします。せっかく時間も人材も使って実施するなら、研修をイベントで終わらせず、きちんと現場の変化につなげたいものです。
まず大切なのは、研修参加者が「自分に関係ある」と感じるテーマを事前に明らかにすること。「今回はこれについて学ぼう」と一言書き出してもらうだけで、研修への向き合い方が変わるケースも多いです。
次に、研修後すぐに日常に戻る前に、学んだことを実際に業務で試すことを勧めています。決して大がかりなものでなくても、「今日からこれをやってみよう」といった具体的な行動に落とし込むことで、学びが身に付きやすくなります。
そして実践してみた後は、自分自身がどう感じたのか、何がうまくいったのか、振り返る場を持つことが重要です。仲間や上司と感想を共有することで新しい発見やヒントも得られ、次の行動へ前向きに繋げる力になります。
この3つの流れを意識するだけで、イベント的な盛り上がりはそのままに、「やって、おしまい」ではなく「やって、変わった」と思える研修を実現できます。現場で小さな変化が生まれる瞬間が増えれば、その積み重ねが組織全体の成長につながるはずです。ぜひ活用してみてください。

