1on1面談を意味あるものにする5つのポイント【前編】
9月半ばを迎え、そろそろ多くの企業で面談の季節がやってきました。
多くの管理職のみなさんは「また面談か…」と思っていらっしゃるかもしれませんが、1on1面談は実は管理職の“隠れたスーパーパワー”になり得ます。
しっかり戦略を持てば、単なる義務的な業務ではなく、部下の成長と信頼を深める絶好のチャンスになります。
今回と次回の2回連続で、「部下との面談で意識したい5つのポイント」を解説していきますので、これから面談を控えている管理職の皆さまはぜひチェックしてみてください!
ポイント1.
ゴールを定めることで“地図を持つ”ことになる
面談ではただ漫然と話すのではなく、「今回は何を確認したいのか」「どんな気づきや変化を引き出したいのか」を明確にしましょう。
始まりの段階でフォーカスが定まれば、話が散らばることなく、双方が納得感のある時間を作りやすくなります。
ポイント2. 部下の本音を引き出すための魔法は『10秒の沈黙』
質問を投げかけても部下が無反応だと「面談がうまくいっていないのではないか」と焦ってしまう。そんなことはありませんか?その気持ちはよくわかります。ですがそこですぐに言葉を重ねず、10秒ほど「間」を作ってみてください。この沈黙があると、部下は考える時間を持てます。急かされたり話しを遮られる心配がなくなるため、深い気づきや本音がポロリと出ることもしばしば。管理職の方の多くは、きちんと面談を行うことを意識するあまり話し過ぎる傾向があります。ですが、面談は自分が話す場ではなく部下が話す場。ぜひタイムアウトを試してみてください。
ポイント3. 「約束」で次への一歩を決める
面談の締めくくりには、今後の“約束”を交わしましょう。
たとえば「私がこれをサポートしますね」「○○さんはこれをやってみましょうか」などお互いの役割を言葉にするのです。これは口約束でも立派な指針になり、次回の面談までの行動指針として双方のモチベーションを支えるのに役立ちます。
いかがでしたでしょうか?次回のコラムでは残り2つのポイントを解説しますので、ぜひお楽しみに。

